「インターネット上にあふれる情報から必要なものを見付ける検索エンジンが隆盛ならば、 探し出した情報をストックする場所も必要になる」。システム開発、アイ・エス・ジェイ(東京・渋谷)の久田吉史社長はこう確信し、十二月からデジタルデータの保存代行サービスを始める。
「文書や音声、画像などデータの種類を問わず預かる」と一気にサービスを拡大する計画だ。
データ保存代行ビジネスは米国で広がり始めている。日本でも定着させるには「先行する企業が信頼を勝ち得ることが重要」と考え、「ブランド力を高めるためにも大手との提携を進めたい」と意気込んでいる。
データにアクセスするパソコンの進歩に対応する技術力はもちろん、セキュリティー確保などでも大手と提携し、今後追随する企業があっても先行逃げ切りを狙いたい考えだ。
|